織物整経
整経について
Raw thread
現在は主に衣料関係、カーテン等の撚糸、整経の仕事を受注し、原料(原糸)投入→撚糸→整経して織物工場へタテ糸の出荷、ヨコ糸の撚糸も請負っております。
弊社整経機の仕様は800本立て2機、600本立て1機あり、シリンダーや糸管(直径20cm以内)の撚糸の枠立てが可能で、幅250cm直径1mまでの織物ビームに対応しております。
取り扱っている原料としましては一般的なポリエステル糸、ウーリー加工糸、ポリエステル異収縮混繊糸、アセテート糸、レーヨン糸、ナイロン糸、ラメ糸などの整経の実績があります。
整経工程
シリンダーをクリルに糸をかける
撚糸工場より入荷した撚糸シリンダーをクリルに枠立します。
まずは、整経機に対応する形で設置されたクリールスタンドに糸をかけて準備します。
こだわりポイント①
撚り(ヨリ)のある糸を引き出していく時のビリ防止の為、テグス(ひげ)のついた板をつけます。
これにより糸の引き出し中や止めた時でも糸がよじれる事なく真っ直ぐのまま保たれます。
また、様々な糸の太さ、撚り(ヨリ)に合わせてテグス(ひげ)の太さ、長さを変えて適切な張力になる様に工夫しております。
糸を結ぶ
整経の終わった糸に次の整経をする糸を一本一本結んでいきます。
工程で人の手がかかるところの一つがこの糸結び工程になります。
糸が抜けないように、かつ素早く結んでいきます。
糸を引き込む
クリルの所で結び終わった経糸を整経機の所まで引き込みます。
引き込みの際、糸にケバや弱糸など異常糸がないかチェックします。
経糸をドラムに巻き上げる
多数の糸を同じ張力でシート状に整経機のドラムに巻き上げていきます。
この時、糸と糸が絡まないようにしたり、ワックスをつけて滑りを良くしたりするなど
次の工程で不具合が出ないよう厳重な品質管理がなされています。
アイロンがけ
次の作業工程の使用箇所(アゼひものところ)に糸に熱を加えて糸の撚り戻りやビリ付きが起きないよう伸ばしながらアイロンかけを行います。
出荷
次工程の箇所をしっかり止め、包装作業が完了します。
そのあと、織物工場へと出荷します。
その他の工程
織布工程
経糸と緯糸の組み合わせによって作っていきます。
染色
染色工程では、正確に同じ色を再現することや、色落ちしないようにするための技術が求められます。
縫製
いよいよ生地の縫製工程に入ります。
縫製は職人たちが製品サンプルや仕様書に基づき、ミシンを使って行います。
製品
さまざまな工程を終えて、よくやく製品が完成します。